ホテルの一室で、金髪ウィッグにゴスロリ姿の日奈が、介護企業部長の増川にM字開脚で責められている。首を絞められ、歓喜の表情を浮かべていく日奈がイク瞬間、増川の視界が歪む。辺りを見回すと、謎の人影が立っていた。 奇怪事件捜査研究所、略称・奇総研。新人だった真紀はキャップへ昇進し、一平や本郷の上司となっていた。彼らは増川死亡の捜査を始めた。心臓発作での事故死に見えたが、倒れるところを偶然目撃した一平には、増川が誰かに襲われる幻覚を見たように見えた。真紀は企画開発部員の木島博士に注目する。 一平が木島邸を訪ねると、ヘルパー兼メイドの日奈が出迎えた。無表情に花を踏み潰して歩く彼女に、一平は違和感を覚える。気難しい性格の木島は体が麻痺し、喋り方や歩行も不自由な状態だった。これで人を殺せるはずがないと、一平はたかをくくる。 ホテルの一室で、社長・重原があられもない姿でゴスロリ姿の日奈に鞭打たれている。激しいSMプレイの果て、重原が絶頂に達しようとした瞬間、周囲の世界が急変した。ぼやけた視界の中、重原は木島の姿を捉えて愕然とした。 翌朝。ビルの外階段で心臓部分を押さえ歪んだ表情をした重原の死体が発見された。捜査を続ける真紀と本郷は、開発部主任の富士子がかつて木島から、人工感情を持つ介護ロボットの研究途中にデータを盗み無断で開発したことを突き止める…。
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